互換インク販売のホビナビさんが、モニプラで募集していたモニターに当選しました。
と言う訳で、ホビナビさんから互換インクが届いたので、さっそくレビューを。
うちで使用しているプリンタは、キヤノンのPIXUS 560i という、発売年が2003年の、かなり古い機種。
※画像:キヤノン PIXUS 560i 仕様 ページより引用
今のところ消耗品もプリンタドライバもサポート継続中だし、Windows7(64bit)でも何の問題もなく使えているし、そもそも、これで写真印刷とかしても十分綺麗な仕上がりなので、使えなくなるまで買い替える事は無いんじゃないかなぁ、って感じ。(Windows8でも使えるかどうかは不明。)
さて、今回モニプラで募集していたホビナビさんの互換インクに興味を持ったので、最多使用な黒インクで応募した所、目出度くモニターに選ばれたと言う訳です。
ホビナビさんのサイトで説明見るまで勘違いしてたのが、互換インク=リサイクルインク、だと思ってたって事。
純正インクの空ケースを回収して、中にインク詰め込んだ商品ってイメージがあったんだけど、ホビナビさんの説明によれば、そういうリサイクル品では無いとの事。
まぁ、広義ではリサイクルインクも互換インクに含まれるんだろうけど、そこはちゃんと狭義の方で区別しないと、って事だね。
元々、互換インク使ったら液漏れしてプリンタ本体が壊れた、とかって話をそこかしこで耳に挟むので、互換インクは粗悪品ってイメージが付いてたんだけど、それらはリサイクルインクであって、互換インクでは無いって事になる。
ホビナビさんでは品質にも自信を持っているようで、未開封で1年間、開封済みで半年の保証付き、しかも不良交換の費用はちゃんとホビナビさんが持ってくれると言う。
まぁ、そこまで書いてあるからこそモニターに応募したんだけど。
さて、前置きはこれくらにしてレビューの方を。
ホビナビさんからモニターに当選した旨のメールが来た数日後、クロネコメール便で互換インクが届きました。
嫁さんが受け取ったんだけど、家の前で子供あやしてたら、クロネコメール便の配達員のおっさんが来て、届け先の確認もせずに無言で押し付ける様に差し出して渡して去っていったらしい。
所詮は小遣い稼ぎのバイトなんだろうけど、いくら家の前にいるからって、ちゃんとそこの住人である旨の確認を行うとか、クロネコの配達である旨の声をかけるとか、何て言うか仕事をする上で最低限の事くらいはやったらどうなの?って感じ。
まぁ、この件に関して、ホビナビさんは無関係だし、ヤマト運輸の責任にするつもりも無いけどね。
配達してたのがヤマト運輸の社員なら兎も角、直接管理してないバイトのおっさんじゃ……
中身は以下のような感じ。
互換インクと、ホビナビさんの紹介パンフレット、モニター応募へのお礼状(割引券付き)。
今回の比較対象元になるのは、キヤノン純正の560i用の黒色インクである、BCI-3eBK ブラック。
Canon インクタンク BCI-3eBK ブラック
プリンタに入ってたBCI-3eBK ブラックを抜き出して、ホビナビさんの互換インクを並べて比べてみた。
以下の写真で左がホビナビさんの互換インク(未使用状態)、右が純正のBCI-3eBK ブラック(開封済み)。
パッケージが違うよね、って程度。
同封されてたパンフレットの裏面にも互換インクについての取扱注意事項が載ってたけど、互換インクの包装の中にも別途互換インクについての取扱注意事項の紙が入ってる。(インクの下敷きになってる奴。)
注意事項と言っても、純正インクの注意事項と同じような物で、開封手順とかが書いてあるだけだし、基本的には純正インクを使う時の手順との違いは無いみたい。
勿論、筆者が使ってる560iの場合、インクカートリッジにICチップが採用されていないので、って前提があるので、最近の機種だとか、他メーカーの機種だと違ってくるかもしれないので、その辺りはちゃんと互換インクについての取扱注意事項を熟読する必要があるって事だけは書いておきます。
さて、それではさっそく互換インクを開封。
先ずは以下の写真で見えている黄色いテープの部分を引っ張って剥がす。
そして、オレンジ色のプラ部品を回して外す。以上。
純正インクの場合、オレンジ色のプラの部品は、ねじ切って外すって感じだけど、ホビナビさんの互換インクの場合は、回すと外れる、って感じ。
まぁ、その違いが何かに影響するのか、と言えば、特に影響する所は無いので。
純正インクのオレンジ色のプラ部品を外す時のつもりでねじると、手ごたえが無さ過ぎて、おっとっと、って感じになるので注意、ってくらいかな。
では、お待ちかねの印刷へ。
一枚の用紙の左半面に純正インクで、右半面にホビナビさんの互換インクで同じ内容を印刷してみた。
ちなみに、以下の写真のリンク先はフルサイズなので展開注意って事で。
そもそも写真だと違いが判り辛いだろうけど……
ぶっちゃけ、紙で印刷結果見ても違いが判りません(^^;
嫁さんにも見て貰ったけど「何が違うん?」という状態。
キヤノン純正のBCI-3eBK ブラックがamazon価格で808円、マルチパック3P(BCI-6 C/M/Y)BCI-6/3MPが2,150円。
キヤノン マルチパック3P(BCI-6 C/M/Y)BCI-6/3MP
これがホビナビさんの互換インクだと、黒単色が397円、4色セットは1,549円。
amazon価格と比べてですら、それなりに値段差がある。
量販店とかの実店舗で純正インク買うのと比べると、さらに差額が出る訳で……
ただし、これに送料が加わるというトラップが。
amazonだと送料無料だけど、ホビナビさんの場合5千円未満だと送料がかかってくるので、5千円未満の場合は互換インクでの価格的なメリットが送料で相殺されて薄まると言う……
勿論5千円分以上買うのなら、送料無料になるので、大量買いするのであれば互換インクの価格的メリットが生かせる。
通販のネックは、いつでも送料なんだなぁ、って感じですね。
ただし、ホビナビさんでは送料無料の商品もあるし、「送料無料の商品」と「送料別の商品」を同時購入した場合は送料無料になるそうなので、その辺りを上手く組み合わせて買えば、低コストでの購入が可能って事になります。
まぁ、その辺りは上手く買ってね、って事でしょう。
さて、今回は黒インクだった事もあってか、キヤノン純正インクと、ホビナビさんの互換インクの差は見られませんでした。
カラーインクになってくると、色合いの違いが出て来る可能性はありますが……
多くの感想を見ている限りでは、その心配も薄いようです。
そもそも純正インクだろうが印刷する紙次第で色合いが変わるので、純正インクと互換インクの色味の差も誤差の範囲と言ってしまえば、それまでな気もします。
以下、今回のモニタのまとめ。
今回ホビナビさんの互換インクをモニターした事で、少なくとも互換インク=粗悪品、ってイメージは払拭されました。
互換インク=リサイクル品、粗悪品、ってイメージを持っている人って他にもいると思うので、その辺りの誤解が解ければ、互換インクの利用者も増えるんじゃないでしょうかね。
また、カラーインクの色味については懸念が残る物の、そちらも一度試してみても良いかな、と言う感じにはなりました。
と言うよりも、黒インクで差が無かったので、余計にカラーインクでなら差が出るのかどうかを知りたい、って感じですね。
ただ、違いを確認するのであれば、1色差し替えではなく、全色差し替えて写真印刷で比較しないと色味の違いが判らないかもしれないですね。(そもそも、それでも違いが出ない可能性もあるし。)
後は……互換インクを選ぶ最大の理由は印刷コストの削減でしょうから、送料を含めた価格で純正インクと互換インクを比較して、どこまで差が出るか、って所がポイントでしょう。
こればっかりは買い方、使い方次第になりますから、現状では何とも言えませんね。
ただ、上手く送料を無料または無料に近い所まで持っていければ、コスト的なメリットが十分生かせてくるので、互換インクを選ぶ、という選択肢は十分にアリなのかな、と思います。
今後インクを購入する上で、互換インクという選択肢が加わったのは確かなので、そういう意味では今回のモニターは筆者にとっては有意義な物だったと思います。
これから年賀状印刷シーズンに突入する訳ですが、大量印刷を予定されている方で、純正インクしか使用した事が無いと言う方は、ホビナビさんの互換インクも検討されると良いと思います。
うちは先日インク交換した所なので、次の機会に検討、って感じですが……
もう少しインク切れが遅ければホビナビさんの互換インクを買って試していたかも、って感じですね。
まぁ、機会があればカラーインクの方の違いも試してみたいと思います。
最後に……互換インクを試す機会を頂きましたホビナビさんに御礼申し上げます。
貴社のおかげで、互換インクに対する誤解も解けました。
これからも高品質低価格な互換インクを提供し続けてください。
また、最後までお読みくださった方、ありがとうございます。
このレビューが貴方の参考になっていれば幸いです。