先日zigsowの「インテル® SSD 535 – マシンガンレビュー III ノートPC 20機種 復活劇」に参加させていただいた訳ですが、その際に問題になったのが、ノートPCに元々搭載されているHDDから、レビュー対象であるインテル® SSD 535へのクローニングでした。
何が問題かと言うと、手持ちのSATA-USB変換ケーブルがインテル® SSD 535では使えない、という点。
この変換ケーブル、Western DigitalのWD Black2に付属していた変換ケーブルなんですね。
WD Black2は当然としても、TranscendのSSDやCFDのSSD(中身は東芝)でも問題なく使えていたわけですが、インテル® SSD 535では何故か使えない。
変換ケーブルにインテル® SSD 535を繋いでPCに繋げても、そもそもUSB機器として認識自体されないんですね。
俗に言う相性問題、と言うやつなのでしょう。
そこで今回レビューする「サンワサプライ USB3.0対応クレイドル式ハードディスクリーダ/ライタ TK-CR2U3」の出番なのです。
サンワサプライ USB3.0対応クレイドル式ハードディスクリーダ/ライタ TK-CR2U3
先ずはパッケージから。製品名と製品写真に加えて、製品の特長などが記載されています。
海外メーカーのパッケージがシンプルなのに比べ、国内メーカーのパッケージは製品の特長を判りやすく表示してあるのが特徴ですね。
内容物。クレードル本体に電源、USBケーブル、取扱説明書。
クレードル本体のポート類。左からUSBポート、DC-IN、電源ボタン。
USBポートの形状が見かけない形だなぁ、と思ったら、これUSB3.0のStandard-Bと言う物のようで、USB3.0用の新型形状なんですね。
クレードル上面。HDDやSSDを差し込むスリットがあります。
スリットの蓋のように見える部分は、2.5インチHDD/SSDを使用する際には蓋の役目を果たしていますが、3.5インチHDDを使用する際には内側へ折り曲がって差し込み口が広がるようになっています。
スリットの奥にはSATAの電源とコネクタが見えています。
ここにHDDやSSDのコネクタを差し込んで使う訳です。
実際に使用している様子。
クレードルにインテル® SSD 535を差し込んでノートPCに繋いでみました。
認識しなかったらどうよう……と一抹の不安を感じたものの、あっさりと認識されました。
サンワサプライさんの製品、流石ですね。
そして……320GBのクローニングに4時間ちょっと要しました。
古いPCなのでUSBポートがUSB2.0のため、せっかくTK-CR2U3がUSB3.0に対応していても、その性能を生かしきれなかった面が強いですね。
USB3.0に対応した機器で使用していれば、クローニングに要する時間は、もっと少ないと思います。
接続も非常に簡単ですし、HDDやSSDもスリットに差し込むだけなので、とても簡単に使えますね。
自作派とかでPC筐体の内部電源やコネクタに余裕があってダイレクトに繋いで換装する人は別として、HDD搭載のノートPCをSSDに換装したい、または既にSSDだけど大容量の物に換装したい、等の場合に、一台あると重宝すると思います。
そして変換ケーブルやクレードルを使用する際に一番困るのが相性問題だと思います。
メーカー側も存在している全製品に対して適合試験を行えるわけではありませんので、どちらも壊れている訳ではないのに使えない、と言う相性問題は多かれ少なかれ全ての製品で起こり得る現象です。
ただ、だからと言って、それを目当てに買ったのに使えなかった、では困りますよね。
残念ながら相性問題により使用できない場合については通常保証の対象外になりますので、出来れば事前に情報を集めて自身が使う機器間で相性問題が起こらないことを確認しておきたいものですね。
SSDを使用する場合に評価の高いインテル® SSDを選ぶ方も多いと思いますが、今回のレビューにより「サンワサプライ USB3.0対応クレイドル式ハードディスクリーダ/ライタ TK-CR2U3」ではインテル® SSD 535が問題なく使用できていますので、これから変換ケーブルやクレードルの購入を検討される方は候補の一つとして「サンワサプライ USB3.0対応クレイドル式ハードディスクリーダ/ライタ TK-CR2U3」を検討されては如何でしょうか?
[公式サイト] サンワサプライのTK-CR2U3製品ページ
[楽天市場] USB3.0対応クレイドル式ハードディスクリーダ/ライタ TK-CR2U3