この記事はintergrowが主催する『ファーミングシュミレーター3D ポケット農園』のブログレビュー企画に参加して書いています。本企画への参加及び記事掲載に対する金銭報酬はありません。また、事実誤認の修正及びこの文章の掲載以外、メーカーから記事の内容に対する関与は受けていません。
今回、みんぽすの『「ポケット農園」ブログレビュー企画』のレビュアーとして選ばれました。
と言う訳で、今回レビューするのはintergrow社の『ファーミングシュミレーター3D ポケット農園』。
読んで字のまま、農園シミュレーションのゲームです。
海外では累計200万本以上売れている人気シミュレーションなんだそうです。
農作物を植えつつ、かわいい動物と触れ合えたり、かっこいい家具が買えたり、ご近所との心温まるご挨拶イベントが発生したり……
なんて事は一切ありません。ゆるふわとか、萌えとかとは全く無縁な、ガチで硬派な農園シミュレーターです。
えぇ、硬派も硬派。自キャラすらゲーム内には出てこないと言う、徹底的に農園シミュレーターのみに絞られたストイックなゲームです。
では、ゲームを開始してみましょう。
セーブデータスロットは3つ。家族で仲良く農園シミュレート出来ますね(^^)b
スロットAのニューゲームを選ぶと、今度は難易度の選択です。
先ずは「かんたん」から始めましょう。
ゲームを開始してみると出迎えてくれたのは収穫機。
ゆるかわ系なら、ここでナビゲータキャラが出てきて説明してくれる所ですが、ガチで硬派なポケット農園では収穫機が置いてあるだけ!
エドワードさんすら出てきません!流石ですね!
そして、ここからいきなり放置の開始です(^^;
とりあえず、人マークの所まで収穫機を前進させましょう。
乗物の操作は、スライドパッドで方向を、Aボタンで後退、Bボタンで前進、です。
ボタンの位置のせいで、前進と後退をついつい間違えてしまいます(^^;
「収穫機を使って作物を収穫してください」との事なので、畑に収穫期を近づけます。
おや?画面右下のハンドルマークが点滅していますね。とりあえず押してみましょう……
自動運転(アシスタント)が始まると、畑の収穫が終わるまで自動的に収穫作業を行ってくれます。
畑の端まで行くと、自動的に180度方向転換して再度収穫を。
もちろん、自分で操作する事も可能ですが……実際にゲームをやりだすと、ほとんどアシスタントにお任せになると思います。
ところで、順調に収穫作業を進めていた収穫機が、突然止まってしまいました。
え?あれだけ動いただけでガス欠ですか?
いえいえ、収穫機のタンクが一杯になってしまったので、それ以上収穫出来なくなって、回収待ちで止まったのです。
十字カーソルの左右で乗物を変更する事が出来ます。
収穫機からトラクターに乗り換えて……トレーラーを接続して、いざ収穫機の所へ。
ちなみに、トラクターは汎用機で、後部に各種農耕器具を接続して使用します。
トラクターを移動して、収穫機の左隣へと着けると、収穫機がタンクからトレーラーへ収穫物を移動します。
収穫機やトレーラーを接続したトラクターを操作している場合、画面右下端の作物の絵のついたアイコンに積載量が表示されているので、確認しながら作業を進めましょう。
さて、トレーラーに収穫物を移したは良いけれど、これからどうすれ良いの?
親切なチュートリアルが存在していないので、どこに持って行けば良いのかサッパリ判りません。
電子マニュアルを見ても、そこまでは書いていなかったり。
実は初日は、ここで途方に暮れて先へ進みませんでした。
そして、意外な所に回答が!
それは……製品サイト(^^;
熱きファーマー、エドワードさんの愛の農園講座に回答が!
エドワードさん、ありがとう!
と言うかね、一昔前ならこの辺りの最低限の操作とかは、紙のマニュアルで添付されていたと思うのですが、最近のゲームソフトは、と言うか、3DSのソフトの販売方法が欠陥的仕様で困ったものですね。
まぁ、紙のマニュアルで基本操作の説明とかやっちゃうと、ダウンロード版が売れないから、ってだけの理由で、こんな仕様になっているんだと思いますが……
もっとユーザーの利便性を考えてくださいよ、任天堂さん……
と言った感じの、任天堂の欠陥的仕様のせいで不便極まりない事になっているようですが、そもそもの製品内蔵の電子マニュアルも説明足らず、かつゲーム内でも初心者向けチュートリアルが用意されていないため、前準備無しでゲームを始めると、途中で途方に暮れる事間違いなし、です。
なので、公式サイトの「エドワードさんの愛の農園講座」は必読です。
これ自体非常に簡素な物ですが、これすら読めない状態だと、途中で挫折すること請け合いです。
話を戻して……
トレーラーの収穫物を無事に倉庫へ入れることが出来た訳ですが、下画面に表示される統計情報(画面右端下のグラフのアイコンを選ぶと表示)で収穫した作物等の買い取り価格が表示されるので、高値になっている時を見計らって売りに行ったり、という作業が発生します。
また、収穫した後の畑は、トラクターの後部装備を「カルチベーター」に換装して種を蒔ける状態に耕します。
そして、種まき機で作物の種を蒔いて、再度収穫の時を待ちます。
基本的に、栽培(耕耘・種まき)→収穫(刈り取り・倉庫保存)→販売→栽培……の繰り返しでゲームが進行して行きます。
育った作物を放置していると枯れてしまうので、複数ある畑の状態を上手くコントロールして、刈り取り時期が重ならないように調整しましょう。
言葉で書くと単純作業の簡単なゲームに思えますが……中身はそれとは裏腹に、かなりヘヴィです。
先ずは操作に慣れる事と、何をどうすれば良いのかを理解する事、この2つがクリア出来ないと先へ進めませんね。
上手くサイクルで流せるようになってくると、今度は収穫した作物をより高く販売して、お金を稼いで、畑を買ったり、性能の良い農耕器具を購入したりして、農園の規模を広げて行きましょう。
気軽に農園ライフを楽しむ、と言うものではなく、ガチで硬派な「農園シミュレーター」ですので、じっくりと腰を落ち着けて取り組むタイプのゲームです。
「俺、農園を経営しようかと思ってるんだ……」なんて考えている人にはピッタリかと思いますが、「あたし、可愛いお花とか育てたいなぁ」なんて感じの人には向かないと思います。
とても一般的な幅広い層に支持されるとは思えない一風変わったゲームですが……
と言うより、もうゲームって言葉は取り去って、本格志向な農園シミュレーターと割り切って考えた上で、それでも気になるっ!って人こそ手を出してみてください。
はっきり言って、一般的なゲームのつもりで始めると、かなり取っ付き難いです。
ただ、ある程度操作に慣れて、流れが掴めてくると、その辺りから面白くなってきます。
まぁ、そのためにも公式サイトの「エドワードさんの愛の農園講座」が必読になる訳ですが……
初めの数回は、操作を覚えるために一通りのサイクル部分くらいまでを好きにプレイしてみて、操作やサイクルが判ったら、改めて新規にゲームを開始する方が良い感じですね。
上手くサイクルが回り始めると、じわじわ来ますよ(^^)
海外版の紹介ムービーです。参考として。