このレビューは、企業から無料で提供された製品に対して消費者の視点でレビューをおこなう、coneco.netの体験レビューとして作成されています。
http://www.coneco.net/taiken/
ZOWIE GEAR EC2 EVO のマウスレビューとなります。
こちらは「coneco.net 体験レビュー」にてレビュアーとして選出され、提供頂いたものになります。
レビュアー公約に沿ったレビューは、後日coneco.netの方に投稿する予定です。
先ずは基礎編と言う事で、開封からファーストインプレッション辺りまでを。
パッケージです。
正面のZOWIEロゴの下に、代理店のマスターシードのシールが貼られています。
パッケージの側面や裏面には各国語で商品の説明が。
日本語のは右側面上側にあります。![]()
中にはマウス本体と、交換用のソール、加えてZOWIEのシールが入っていました。![]()
![]()
サイズの計測です。
目視で測っているので誤差があるかもしれません。(特に高さ)
重量です。EC2 EVOは97g。
同様の測り方をしているROCCAT Kone Pure が93gなので、それより更に4g重い事になります。
(いずれもケーブルを手で持ち上げての本体のみ計測なので公称値との誤差はあり得ます。)![]()
![]()
とは言え、その差が操作上気になるかと言えば気になりません。
つまみ持ちをしたいのだけど、マウス本体の大きさ故に、かぶせ持ちになっています。
全体的にROCCAT Kone Pureよりも大きいのですが、使えないサイズではありません。
ただ、このサイズが限度でしょうね。これ以上大きいとダメだと思います。
EC2 EVOの製品紹介には「FPSゲームに最適な右手用ゲーミングマウス「ECシリーズ」の改良モデル。EC2は日本人にも扱いやすい中型サイズ。ドライバインストール不要で解像度・ポーリングレートを切替可。」とあるのですが……
使い物にならないくらい大きい海外仕様のゲーミングマウスに比べれば、相対的には小さくはなっているのでしょうが、日本人にも扱いやすい、とするのであれば、もう一回り小さくして欲しい所ですね。(二回りくらい小さくでも良いくらい。)
持ちやすさで言うなら、やはりZALMAN ZM-M200がベスト、次点でROCCAT Kone Pure、そしてEC2 EVO、の順になります。
ことマウスに限っては大は小を兼ねない、小さい事は正義(ただし小さすぎるのも駄目)、って感じですね。
表面はKone Pure同様にさらさらしていますが、Kone Pureのさらさらが吸い付くようなさらさらであるのに対し、EC2 EVOのさらさらは滑るさらさらです。
それに加えて、形状的にも引っ掛かりが無いため、EC2 EVOはマウス本体を持ち上げることが至難です。
何しろ、マウス本体を持ち上げた状態で、軽く力を抜くと、そのまま落下しますから。
筆者的のように高DPIで使用して、マウスの可動域が大きくても左右に5cm程度であれば、まずマウス本体を持ち上げる事自体有り得ないので問題にはなりませんが、低DPIで広範囲にマウスを移動させて使うような人だと、どうしてもマウス本体を持ち上げて位置を直すと言う動作が入る為、その際にマウスが滑り落ちてしまう事になり、非常に使い勝手の悪いマウスだと感じられるかもしれません。
各ボタンの位置自体は悪くありませんね。
メインボタンも軽めですが、サイドボタンは更に軽い感じです。
押しやすい反面、サイドボタンは誤爆する可能性が高そうです。
意識せずにマウスを握ると、親指の腹が半分程度手前側のサイドボタンに乗る形になるのですが、親指に力が入った際に意図せず手前側のサイドボタンを押してしまう場合がありました。
スクロールホイールのノッチは、一つ一つしっかりと掴んでいますが割りと軽めです。
音は奥に回すとカリカリ、手前に回すとゴリゴリと言う感じです。
ケーブルはビニールタイプですが、柔らか目なので操作の邪魔にはなりません。
流石にこの辺りはゲーミングマウス大手って所でしょうか。
ボタンのクリック音は大きめですね。
メインボタンはカチカチ、サイドボタンはカチャカチャ。
サイドボタンは奥側と手前側で音が違う感じがします。手前の方が軽めな音ですね。
ホイールクリックもメインボタンと似た系の音です。ノッチの音は前述。
これもゲーミングマウスとしては当然の如く、チルトホイール機能はありません。
EC2 EVOでは、ホイールの部分が光るようになっています。
発光色は自分で変えられる訳では無く、現在使用しているDPIに紐づいた色で光るようになっています。![]()
EC2 EVOはドライバレスマウスになっており、Windows標準のマウスドライバのみで使用するタイプです。
そのため、他のゲーミングマウスのような細やかな設定変更やマクロ等は非搭載です。
DPIは3段階のみ切り替え可で、マウス本体底面にあるDPI切り替えスイッチを押すことで、450DPI、1150DPI、2300DPI、の3つが順次トグルで切り替わるようになっています。
そして、このDPIを切り替えることで、450DPI時は赤色に、1150DPI時は紫色に、2300DPI時は青色にホイールが光るようになっています。
4Gamer.netのレビューでは「LEDの発光量はかなり抑えられているため」とありますが、実物を目視すると、かなり煩い光り方をしているのが判ると思います。
残念ながら写真に写しても、その煩さが写真に現れない(腕前の問題?)為、上記の写真では、かなり控えめに光っているように見えますが、実際にはかなり目障りです。
上記の写真の下側の写真での光り具合を、もっと発光させた感じ、と捉えて貰えればイメージ的には近くなると思います。
以下は、DPIを切り替えてペイントで線を描画してみた物。
それぞれマウスを左右に2cm振って描画しています。![]()
パッケージを開けてPCに繋いだ直後は450DPIになっているため、余りの遅さに戸惑います。
1150DPIで何とか使えなくはないレベル、2300DPIでようやく、それなりに使えるレベルですね。
ただ、解像度が足りないのは確実です。
最低を1150DPIにして、もう一段回上のDPIまで実装して欲しいものですね。
実用上2300DPI固定でしか使い物にならないので、DPI切り替えが底面スイッチである事は何ら問題ありません。
ただ、そうなると光で現在のDPIを判別する必要すら無いので、底面に物理スイッチなりを用意して、LEDを切れるようにしてあればなぁ、と思います。
前述の通り、EC2 EVOはドライバレスマウスなので、ドライバ編はありません。
ファーストインプレッションのみで言うと、ROCCAT Kone Pure の方が使いやすいと感じました。
ただ、Kone Pureは既に1週間程度試用していて、EC2 EVOは触り始めたばかり、と言う事も評価に影響している可能性はあります。
Kone Pure も触り始めはZALMAN ZM-M200に比べて大きい事で、握りに違和感を感じていましたが、慣れれば使い易くなってきたので、EC2 EVOも数日触れば、また違ってくるかもしれませんね。








