サンワダイレクト 400-MA046 のマウスレビューとなります。
こちらはサンワダイレクトさんからの提供です。
基礎編に行く前に、こちらのマウスについて。
日本ではサンワダイレクトさんが400-MA046 と言う型番で直販している このマウス。
KYEシステムズ社のプロゲーマー向けブランドであるGX Gamingの「GILA」と言う物のようです。
こちらのマウス、2012年11月に米国で開催されたCES 2013においてイノベーションアワードを取得しているとの事。
日本では馴染みが薄いブランドですが、意外としっかりとした製品のようです。
と言う訳で、基礎編へ。
先ずは基礎編と言う事で、開封からファーストインプレッション辺りまでを。
パッケージです。しっかりしたパッケージで、斜めになっている側からパカッと開けます。
止めの部分が磁石になっているようで、閉じればピタッとくっつきます。
Kone Pureのパッケージと同じような形状、同じようなギミックですね。
Kone Pureのパッケージ同様に、マウスを取り出すには結局箱の上下どちらかを開封する必要があります。
マウスが収められている内部パッケージの裏側は、しっかりと折り込みで押さえられていて若干取り出し難いです。
中にはマウス本体とウエイトカートリッジ、予備ソール、ドライバディスクにマルチリンガルな簡易説明書、それに加えてサンワダイレクトの日本語説明書が入っています。
恐らく日本語説明書以外はGILAに元々入っているものなのでしょうね。
日本語説明書。サンワのロゴ入り。ウエイトの入れ方等詳細な説明書になっています。
ここで一点残念なお知らせ。
ドライバディスクが付いてはいますが、英語版のみのようで、日本語版ドライバは別途公式サイトからダウンロードが必要との事。
まぁ、日本語版のドライバが用意されているだけでも、かなり優秀ですが、どうせなら各国語版もドライバディスクに収めておいて欲しかったですね。
とは言え、最近はドライバディスクを添付せずに公式サイトからダウンロードする旨の案内だけの製品も増えていますので、ドライバディスクが付いているだけ良いのかもしれません。
なお、ドライバについては、ドライバ編でレビューを行います。
サイズの計測……を行うまでもなく、サンワダイレクトさんの公式ページでサイズが公開されていました。
サイズを詳細に公開してくれているのには好感が持てますね。
縦横の長さは書いてあっても、高さまでは書いていなかったり、どこを計測したのかが解らなかったりする場合が多いので、どこを計測していくら、をきちんと書いてくれているのは、流石サンワサプライだなぁ、と感心します。
ちなみに、サンワサプライさんは一般向けマウスでも、縦横サイズに関しては実寸大のpdfを提供してくれているので、実物が見に行けない場合でも、かなり参考になりますね。
一応、実測もしてみましたが、目視による誤差があった程度で、仕様に記載の通りのサイズでした。
重量です。130gと、かなり重いです。
Kone Pureが93g、EC2 EVOが97g、Reconが103gでしたので、群を抜いて思いです。
でも、ウエイトを追加する事で、さらに重く出来ちゃいます。
とは言え、筆者の使い方では滑らすだけなので、重さ的な物は気になりませんでした。
持ち上げて使う人は気になる重さなのでしょうかね?
ウエイトを入れる位置でバランスも変わってくるようです。
400-MA046 を筆者が握ると以下のような感じになります。
サイズ的にはKone Pureと変わらない筈なのですが、形状的に、なのかKone Pureよりも大きく感じます。
握りこむと、がっつり被さる感じですね。
お尻の部分がKonePureよりも2mm程高い事になっている訳ですが、その2mmの差が大きく影響しているのかもしれません。
加えて左右対称である事から、握りこんだ際に中指の付け根辺りに当たるお尻の部分のが特に高く感じます。
触感は悪くありません。
メインボタンの辺りはさらさら系。
サイドの部分はラバー系かつ、ざらざら触感です。
形状が左右対称と言う事で、右サイド底面側のでっぱりが小指に当たって少し邪魔ですね。
ただ、持ち慣れれば気にならなくなる程度なので致命的ではありません。
左右の底面寄りは裾野が広がっていますが、その上が若干逆三角形になっているので、左右の凹みの部分でホールド感はバッチリです。
なおかつ、上で述べたようにサイドの素材がざらざら系なので、持ち上げても滑り落ちるという感じはありません。
手首を設置して握ろうとすると、手のひらがマウスのお尻にべったりとくっついて、完全にかぶせ持ちになります。
その状態でもサイドボタンの奥側には指が若干ながら届きにくいです。
親指をサイドボタンに重ねると、手前側のボタンの真ん中辺りに位置してしまいます。(Kone Pureは奥側と手前側の丁度中間に当たる。)
手の大きさによって位置は変わりますし、サイドボタンの使用用途からすればGILAの位置の方が良いと言う方もいるかもしれません。
ただ、ゲームでサイドボタンの奥側も多用するようだと若干押しにくいかもしれません。
と言いつつも、親指の位置をサイドボタンに重ねた状態で、指の先に力を入れれば奥側のボタンは押せますので、然程不都合は無いかもしれません。
結局のところ、慣れでどうにかなる範疇ですし。
スクロールホイールは軽めですが、ノッチは一つ一つカッチリ掴みます。
ゲーミングマウスですので、当然の事ながらチルトホイール機能はありません。
ケーブルは布巻タイプですが若干堅めです。
マウス操作の邪魔になるほど堅い訳ではありませんが、開封直後は折りたたんでいた時の癖が付いているので、暫く伸ばして癖を取る方が良いでしょうね。
本体にはLEDが4箇所LEDが内蔵されているようです。
ケーブルが生えている両脇で1つ、ホイールとGXのロゴ(マウスの背中)で1つ、お尻の両脇で1つ、DPI確認用で1つ、の計4つです。
このうちDPI確認用を除いた他の3つはドライバから色や光り方を変更する事が出来ます。
この辺りはドライバの説明の際に再度説明を行います。
以下は、DPIを変更しつつ、ペイントで 線を描いてみたもの。
それぞれマウスを左右に2cm振って描画しています。
DPIは標準では800,1800,2800,4800,6800,8200の6段階が設定されています。
800DPIは論外として、1800で半分強、4800DPIで振り切っています。
それ以上は全て左右振り切るので割愛しています。
標準設定のまま使用するのなら、4800DPI辺りが一番使い良いと思います。
後は1800DPIとトグルになるように設定しておけば、低速用に1800DPI、通常用に4800DPI、で切り替えが出来て良さそうです。
次回はドライバについてレビューを行う予定です。