日頃からのデータバックアップって大事ですよね。
そう、あれは昨年末の事、「HDD吹っ飛ばしました(泣」というタイトルで書きましたが、3TBのHDDを吹っ飛ばすという大惨事が……
本気でNASとかの導入を検討していた訳ですが、その矢先に みんぽすさんのレビュー企画で『ロジテック 4BAY外付型3.5インチハードディスクケース「LHR-4BRHEU3」レビュアー募集!』というのがあったので、渡りに船とばかりに応募してみました。
今回、そのレビュアーとして選ばれましたので、LHR-4BRHEU3の試用レビューをば。
この記事はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が行うブログレビュー企画に参加して書いています。
本企画への参加及び記事掲載は無報酬ですが、商品の提供を受けています。また、この文章の掲載以外、メーカーから記事の内容に対する関与は受けていません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)
商品を見ていこう
先ずはパッケージ。
何故か侍のイラストが……
この侍、ロジテックのハードディスクケース「ガチャベイ」シリーズのイメージキャラクターで「ガチャベイ」と言う名前のキャラクターなんだそうです。
ちなみに側面の方は「ミニベイ」と言う名前のキャラクターのようです。
気になる方は公式サイトの「ガチャベイの由来」をどうぞ。
さて、開封して内容物を。
ケース本体にACアダプタと電源ケーブル、eSATAとUSB3.0のPC接続用ケーブル、中に入れるHDDに取り付けるハードディスク固定用ハンドルx4と取り付け用のネジx8、ユーザーズマニュアルに製品保証書、そしてガチャベイ様のシール(w
本体を各方向から。
前面にLED、背面にインタフェース、そして右側面にDC-inが付いています。
前面上部左上からPowerボタン、MODEボタン、FANボタン。
LED部は左からPowerLED、USB LED(上)とESATA LED(下)、そこから右上段がRAID LED、下段がHDD Status LEDになります。
背面上部には大型の排気ファン、下部にはインタフェース部が。
カバーの中にRAI設定ボタンがあります。
そしてe-SATAポートとUSB3.0ポートがあります。(排他)
ちなみにファンの左側には、盗難防止用のケンジントンロック装着スリットもありますので、職場などで使用する場合にも安心ですね。
物理的な作業に取り掛かる
フロントカバーを開けてみた所。
HDD固定金具を取り外すと、奥の基板が見えます。
今回はHDD2台でRAID1構成を組むので、2TBのHDDを2台用意しました。
ハードディスク固定用ハンドルをHDDに取り付けるにはネジを使用するのですが、簡易的ではあるものの、何とドライバーが付属してました。
通常であれば、ドライバーくらい持っているだろう、で済まされる所ですが、作業工具まで付属しておいてくれるのは嬉しい限りですね。
Logitecさんたら気配り上手♪
と言う訳で、HDDに固定用ハンドルを取り付けてみました。
固定用ハンドル部のアップ。クッション用のスポンジがついているのが判ります。
HDDを本体に取り付け。と言ってもスリットに差し込むだけの超簡単装着。
スリットは上からHDD1~HDD4になっています。(取り付けは上から順番に!)
今回は2台のみなので、2つのスリットは空いたままです。
HDD固定金具を取り付けて前面のカバーを閉じれば準備完了です。
PCに繋いでからケースのPowerボタン押して電源を入れましょう。
Power LED が青く点灯したのを確認したら、MODEボタンを3秒以上長押ししてRAID LEDがオレンジ色に点滅するのを確認します。
点滅したらMODEボタンを数回押して希望するRAID構成に合わせます。
RAID構成を選択したら、背面下部のカバーの中にあるRAID設定ボタンをケースの電源が切れるまで長押し。
電源が切れたら再度ケースのPowerボタンを押して電源を入れれば、自動的にRAID用のボリューム構築が開始されます。
ほんの僅かな時間だけHDD Status LEDが紫色と赤色の点滅を繰り返します。
LEDが青色点灯に変わったら、ボリューム構築が完了して使える準備が整った合図です。
論理的な作業に取り掛かる
物理的な準備が出来たからと言って、直ぐに使えるようになる訳ではありません。
PCの側でHDDケースが認識されると、先ずはディスクの初期化を促すダイアログが表示されます。
どういう状態になっているのかと言うと、未割当の2TBのHDDとして認識されています。
2TBのHDD2本を用いてRAID1構成にしたので、2TBのHDDという認識になっているのでOKです。
初期化しないと使えませんから、さっそく初期化を開始します。
通常はGPTを選んでおけばOKです。
開始すると、新しいシンプル ボリューム ウィザードが表示されます。
特に気にせず先へ進めばOKです。
必要に応じてボリュームラベルをつけましょう。
ドライブ文字は自分で判りやすいものに。
ボリューム分割する意味もないので最大で。
これで後はHDDのフォーマットが完了すれば、実際に使えるようになります。
実際に使ってみるとどんな感じ?
NASとは違い、あくまでも外付けHDDケースなので、PCのドライブのうちの1つとして見えます。
NASとどちらかが良いのか、については使い方や利用頻度によります。
常に複数人で共有したいような場合だとNASの方が適していますが、1台のPCのバックアップ用途だとHDDケースで十分です。
また、NASだと基本的には常時電源ON(もちろんNASにも省電力機能はありますが。)ですが、HDDケースだとPCを使用している間だけ動作するので、おサイフに優しいかもしれません。(と言っても、本当に微々たるものでしかないですが。そもそもNASの待機電力なんて、たかが知れてますから。)
さて、今回RAID1構成にしていますが……そのあたりは特に意識することなく、普通にHDDにファイルをコピーって感じで、転送速度も内部のHDDとの差を感じるようなものでもありませんね。
ネットワーク越しだと面倒になっちゃう所も、自分のPCの中で右から左へ、って感じで気楽にバックアップ出来ています。
特に消えると困る家族写真などは、デジカメから取り込んだら即座にバックアップHDDにもコピー、って感じでタイムラグ無しでバックアップする習慣が出来るので良いですね。
さっそく先日撮った子供の卒業式の写真も、すかさずバックアップ。
NASを使うほどじゃないけどRAIDは欲しい、そんな方にはピッタリな商品かもしれませんね。