今回JABRA様より同社のBluetoothヘッドセット「JABRA HALO FUSION」をお借りして体験する機会を得ましたので、その試用レビューです。
[ JABRA様からのご紹介です。 ]
内容物としては、ヘッドセット本体に交換用イヤーパッド(本体にM、交換用にLとS)、充電用のUSBケーブル、取扱説明書等。
ネックバンド・スタイルのカナル型イヤホンになります。
首にかけた際に左手側に来るのが多機能ボタン。
Bluetooth接続をはじめ、電源のOn/Offや音楽の再生/停止、通話の応答/終了などをボタン1つでこなします。
反対側の右手側には音量ボタンがあります。
首にかけた際の上方向が音量アップ、下方向が音量ダウンなので判りやすいですね。
アップとダウン同時押し1秒くらいで曲目の早送りになります。
右手側の音量ボタンの裏側にはマイクと充電用のMicro-USBポートがあります。
装着した所。ネックバンドで本体は首で支える感じなので重さは感じませんね。
筆者は普段BluetoothのイヤホンとしてはInateckのBH1001を愛用しています。
こちらはネックバンドではなく、ケーブルタイプです。
今回レビューするに辺り、普段BH1001を使用している所を「JABRA HALO FUSION」に置き換えて、普段使用しているのと同条件で試用しました。
実際に使ってみてどうなのか?
先ず今回「JABRA HALO FUSION」を試用して感じたのは、ネックバンドは位置が安定していて良いな、と言うことです。
BH1001の場合、ケーブルを首の後ろに垂れ下げているだけなので、ふとした拍子にワイシャツの襟部分に引っかかってしまったり、右手のリモコンの位置が安定しなかったり、と言う問題があります。
「JABRA HALO FUSION」の場合、ネックバンドで固定形状なので首にかけていて収まりが良いんですよね。
また、ケーブルが最低限なのでケーブルノイズも発生しにくいです。
音質的には値段相応と言う所で、BH1001よりも「JABRA HALO FUSION」の方が音がクリアな気がします。
また、変な強調も無く、音を素直に聴かせてくれます。
ちなみに音の焦点は、やや後方寄り(後頭部付近)な感じがしました。
また、BH1001では幹線道路沿いで違法電波の影響を受けて再生が途切れることがあったのに対し、「JABRA HALO FUSION」では音が途切れる事がありませんでした。
これについては今回たまたま違法電波を発している車りが少なかった可能性も否めません。
と言うのも、BH1001でも常に起きている訳ではなく、そういう車が通り掛かると音が途切れる場合がある、程度なので。
BH1001同様に電車内では非常に快適に使用できます。
遮音性もそれなりにありつつも、音量次第では外部音も聞こえますので普段使いには良いですね。
公称値で2時間充電で最長6.5時間稼働(待受のみなら最長19日間)と言うことですが、フル充電後、往復概ね2時間の通勤時に3日は使えていたので、ほぼ公称値通りだと思います。
未使用時の収納・可搬性についてはBH1001の方に利がありますね。
「JABRA HALO FUSION」の場合、ネックバンドが固定形状なので、それ以上小さくなりませんから。
通勤バックの中に放り込んでおくのなら問題にはなりませんが、鞄持ち歩かない人とか、セカンドバックなどの小さめな鞄しか持たない人だと入れる場所に困る場合もあるかもしれませんね。
今回試用した中で、1点だけ気になる点が。
橋の上とか歩いていて風が強めな場合に風切音が結構響いてきました。
まぁ、そうそう そういう状態の所を通ることは少ないと思いますが。
最近だと自転車等に乗る場合はイヤホン禁止なので、風を切って走ることも無いでしょうしね。
機器との接続
今回普段使用しているAndroidスマホに加え、デスクトップPCにも繋いで使用してみました。
先ずはAndroidのスマホ。
設定からBluetooth選んで、BluetoothをON。
Bluetooth機器を検索させてペアリングすれば完了。
端末プロファイルは「電話の音声」と「メディアの音声」。
続いてWindows10なデスクトップPC、DELL ALIENWARE X51 R2。
X51 R2は標準でBluetooth搭載なので、タスクトレイの中のBluetoothアイコンからBluetoothデバイスの追加でペアリングさせればOK。
接続直後は音量が100になっているので、その点だけ要注意。
「JABRA HALO FUSION」は8つまで接続設定を保持出来るので、一度接続させれば次回からは接続の切り替えだけで使用できるのも嬉しいポイントですね。
総評
使い勝手は悪くない、と言うよりも良い、ですね。
ネックバンドで安定してるのが一番の利点ですかね。
収納性には難もありますが、それを補って余りある利便性で文句無しです。
マルチペアリング対応で複数機器で使用する場合でも初回以外はペアリング作業が不要なのも大きな利点ですね。
音質的にも価格帯を考えれば十分なものだと思います。
勿論、同価格帯のワイヤード・イヤホンと比べると微妙な点もあるかもしれませんが、そもそもがワイヤードのイヤホンと異なり、価格のすべてが音質に回っているわけではありませんので、同価格帯のワイヤード・イヤホンと比較する事自体が筋違いな気がしますし。
なお、定価は9,800円(税抜き)との事ですが、価格.comとか見ると安い所では実売で税込み8千円程度で売られているようです。
入門用ではない、ワンランク上のBluetoothヘッドセット、と言う点で見れば十分お値打ち品だと思いますよ。
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公式サイト:JABRA HALO FUSION