Amazonが新型タブレット「Fire HD 10」を10月11日に発売しました。
通常税込1万8980円の所、Amazonプライム会員なら税込1万4980円という破格値です。
Amazonサービスへ囲い込むための価格ですが、今回の「Fire HD 10」かなり良いらしいので買ってみました。
2012年度版Fire HD 7(KFTT)以降、2代目のKindle Fireです。
先ずはパッケージ。
簡易的なフラストレーション・フリーのパッケージになっています。
Fire HD 7(2012 / KFTT)の時は割と豪華な感じの箱でしたが……
中身取出したら仕舞い込むか捨てるかになる事を考えれば、フラストレーション・フリーのパッケージで十分ですね。
中身の方は、Fire HD 10(2017 / KFSUWI)本体に、USB式の充電器(9W)、USB 2.0ケーブル、そして保証書とスタートガイド。
本体背面。上部にamazonのロゴ。
下の写真の左上に見えているのがアウトカメラ。
下の方には技適などの各種マークが並んでいます。
本体上部にはスイッチやコネクタポートが。
音量ボタンにイヤホンジャック、マイクにMicroUSBポートに電源ボタン。
背面上部側面にはSDカードスロットがあります。
そうなんです、KFSUWIはSDカード使えるんですよね。
KFTTの時はSDカード使えなくて大変だったので、これは嬉しい♪
SDカードで容量増やせる事に加え、先日レビューさせていただいた「TerraMaster F2-220」でファイル共有出来る事を見越して64GB版ではなく32GB版を選んでいたり。
スピーカーは本体を横置きにした際にステレオになるよう上手く左右に配置されています。
では電源をON!fireのロゴが表示され進捗バーが伸びていきます。
Welcome画面が表示されました。
後は画面の指示通りに進めるだけで初期設定完了します。
なお、プレゼント用に指定していない限り、初期状態でamazonのアカウントが登録済みになっています。
amazonのサービスを直ぐに使い始められる点は便利ですね。
逆にそれが気になる人はプレゼント用の指定で購入しましょう。
さて、実際に使ってみると……とにかく本体がでかい!って感じがします。
KFTTと重ねて比較してみると、KFSUWIの画面部分(外枠抜き)の中にKFTTがスッポリ収まって、まだ左右に余裕があるくらい。
このサイズになると動画見ても7インチとは迫力が違いますし、電子書籍も見開きで表示しても楽しめるのが良いですね。
せっかくなのでKFSUWIのベンチマーク計測を行ってみたいと思います。
測定ソフトは定番のAntutuベンチマーク。
先ずはGoogleのPlayストアにアクセスしてAntutuをインストールします。
ちょっと待て!Kindleにストアアプリ入ってないだろ!って思った貴方は正解(w
素のままだと当然amazonのアプリストアからしかアプリをインストール出来ませんが……
KFSUWIはroot取らずにGoogleのPlayストアを利用するようにする事ができます。
その方法は、以下の4つのapkを入れるだけ。
自分のAndroid端末から吸い出せば良いのですが、一応以下でもファイル配布されています。
apkを4つ入れるだけ、root取ったりとかの特殊な事は一切不要なので簡単ですね。
ガルマックスさんの所の『実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2017/10/24更新]』でどのくらいに位置しているのかを確認してみます。
総合スコアは62,181なので、Zenfone 3 Deluxe(ZS550KL)やiPhone 5sよりは低く、Galaxy A7(2017)やZenFone 3-ZE520KL、HUAWEI P10 liteよりは高い数値が出ています。
3Dスコアは10,012なので、Xperia Z2LやAndroid One X1よりは低く、AQUOS Xx miniやARROWS Z-FJL22、HUAWEI P9 liteよりは高い数値が出ています。
マルチタッチは10点同時。
後は基本情報を確認してみます。
既に何度か書いていますが、KFSUWIがFire HD 10(2017)の内部モデル名になります。
これについてはAmazonの「Fireタブレット端末の仕様」を見ても解ります。
Androidバージョンは5.1.1。
CPUはMediaTek MT8173のようです。
GPSもSIMスロットも付いていませんので、外に持ち出してカーナビ等に使うには不向きです。
まぁ、10インチのタブレットでそういう事をやろうとする人は少ないと思いますが。
なお、Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド)ですが、5GHz帯についてはW52の範囲内でのみ使うように親機を設定しておくのが良いです。
W53、W56に関しては、そもそも対応していない、対応していても通信が不安定になる、という端末も多いので余程の事情が無い限り使わない方が良いですね。
KFSUWIもW53・W56では通信が不安定になる傾向があるようです。
そもそも親機のほうがW52にしか対応していないものも少なくないですけどね。
スペックそのものは特別高い訳ではありませんが、Amazonプライム会員なら税込1万4980円と言う価格を考慮するとコスパは最強と言えます。
画面もIPS液晶でかなり綺麗ですし、動画再生なども非常に滑らかです。
ただ、ここで個人的に悲しいお知らせが……
発売後2週間にも関わらず、なんと「Fireタブレット – 最大6,900円OFF」ってキャンペーンが……orz
※キャンペーン期間:2017年10月27日(金)18時00分から 11月5日(日)23時59分(日本時間)まで
KFSUWIの発売日が10月11日なのに、もう値下げですか……orz
このキャンペーン使って32GB版買うと、なんと12,080円に……
この短期間で2,900円の値下げは正直痛いですね……
勿論14,980円でも十分安いんですが……
ある程度の制限はあるとは言え、ほぼ普通のAndroidタブレットとして使えて、それなりにスペックもあり、この値段となると、これはもうコスパ最強と言うしかないですね。
もっとも、子供が動画見るように買った端末なので、ほぼプライムビデオしか動いてません(^^;