これまでHuawei GR5を使用してきたのですが、GR5も使いだして2年超。
そろそろ新しいスマホへの買い替え時期です。
そんな折にHuaweiからP20シリーズが。
P20シリーズはフラグシップモデルの「P20 Pro」、スタンダードな「P20」、廉価版の「P20 lite」の3種類が出ていますが……
ガラケーとの2台持ち運用で、スマホはLINEと、携帯音楽プレイヤーや電子書籍リーダー的な使い方程度しかしないので、安価な廉価版の「P20 lite」を購入することにしてみました。
正直、上位シリーズのカメラのレンズがライカとか言われても、遊びに行って記念撮影するにしてもスマホで撮影すること無いですし、どちらかと言えば高倍率光学ズームが欲しいタイプなので撮影が必要な時はコンデジ持って行きますし……
ましてやセルフィとか先ず無いし(w ぶっちゃけインカメラなんて要らないし。
発売直後に買ったので、一ヶ月程度使った上でのレビューです。
さて、先ずはパッケージ。
Huaweiお馴染みのシンプルなパッケージです。
蓋を取ってみると、本体がお目見え。
ちなみに本体の下に付属品類が入ってます。
内容物一覧。
P20 lite本体に、クリア背面ケース、取説、充電アダプタに、USBケーブル、そしてイヤホン。
私的には使うことは無いんですがイヤホン入ってると嬉しい人もいるんですかね?
クリアの背面ケースの方は少し嬉しいかも、
購入したのは「OCNモバイルONE SIMカード付」のセットなので、OCNモバイルONEのデータ専用SIMも付いてますが……とりあえず割愛。
外観とか色々……
さて本体の方を見ていきます。
P20 lite 本体前面。
そして背面。
今回購入したのはP20 liteの代表色である「クラインブルー」。
光の乱反射によるグラデーションが面白いですね。
他の色も検討しましたが、「ミッドナイトブラック」は面白みにかけるので端からアウトオブ眼中ですし、「サクラピンク」の方は全体的に色がのっぺりしている感じで、昔嫁さんが使ってたNECのガラケー「SIMPURE N1」を連想させる色合いなのが何とも……
SIMPURE N1(画像引用元:NEC)
クラインブルーと同じ仕様の赤色とかあれば即決物なのですけどねぇ……
ちなみに方向変えて見たところ。
カメラは本体を横向きにして使うのが前提のようで、P20シリーズの特徴であるデュアルレンズの左側の文字も横向き時に読めるように書かれています。
底面にはモノラルスピーカーにUSB Type-Cの端子、そしてイヤホン端子。
私的にはイヤホンは基本Bluetoothのワイヤレスしか使わないのでイヤホン端子は無くても構わないくらいですが……
(常用の完全ワイヤレスと、予備に左右ワイヤードのワイヤレスを持ち歩いてます。)
本体右サイドに音量ボタンと電源ボタン。
この辺りはHuawei機で共通ですね。
本体前面上部には話題のノッチが。
今回購入するにあたっての最大の障害が、このノッチでした。
画面表示の邪魔になるのなら嫌だなぁ、と思っていたのですが、色々調べてみるとホーム画面くらいにしか影響与えないようなので、それなら、って感じですね。
ノッチの部分に、近接・環境光センサー、レシーバー、サブカメラ(インカメラ)が収められています。
本体左サイドにはnanoSIMとMicroSDの兼用スロットが。
付属のイジェクトピンで押し出す形式です。
トレイを出してみた所。
一応nanoSIM2枚入りますが、4G(Xi)+2G(mova)でのDSDSなので実質DSDSとしては使用できません。
ただ両方に4GのSIMを入れて、切り替えながらの使用は可能との事。
私的にはSDDS不要なので普通にMicroSDカード入れて使いますが(w
クラインブルーは角度を変えると見た目が変わるのが面白いですね。
まぁ、最終的には手帳型カバーで使うので色とか意味ないじゃん、って話もありますが……
角度によって色合いが変化……
サイズ比較
とりあえずnovaとGR5との比較。
手持ちのHuawei機、他にはY6もありますが今回は割愛。
5インチのnovaは他の2機種に比べて一回り小さいですね。
P20 liteは5.84インチですが、5.5インチのGR5と同じくらいの大きさです。
表に向けるとp20 liteの画面はベゼルがギリギリまで薄くなってるのが判ります。
って実機で見ないと判り辛いですね……(^^;
インチサイズ的にはP20 liteの方がGR5よりも大きいのですが、狭額縁ベゼルなのと画面が細長い事から、筐体の高さ的にはGR5と同じ程度、幅はGR5よりも細めに仕上がっています。
幅が細くなったことでGR5よりも持ちやすくなっていますね。
付属のクリアケース
以下は付属のクリア背面ケースを装着した所。
画面表面には保護シートの類は一切貼られていません。
GR5とかは工場出荷時の状態で保護シート付いてましたが、P20 liteはnova同様に保護シート無しです。
背面側。P20 liteのカメラレンズ部は本体から出っ張っているのですが、クリアケース着けると背面下に向けて置いてもカメラレンズ部が邪魔にならない良い感じの高さで保護されます。
サイドの電源・音量ボタンもクリアケースに覆われる仕様。
カメラレンズ部を拡大。
左右どちらから見ても絶妙な高さになっているのが判ります。
指紋認証の邪魔にもならないので安心です。
底面部は、それぞれの端子の部分には穴が空いています。
SIMを装着
さて、それでは実際にSIMを装着。
P20 liteはnano SIMです。
右側は2枚目のnano SIM入れるか、Micro SDカードを入れるかの排他仕様。
ノッチの様子
電源が入って画面が明るくなるとノッチが目立ちます。
実際にアプリで使える画面はノッチの下からなので、通常のアプリ使用時にノッチは影響しないので一安心。
スペック
とりあえずP20 liteの公式使用。
カラー | クラインブルー / サクラピンク / ミッドナイトブラック |
---|---|
サイズ / 重さ | 約148.6mm(H) x 約71.2mm(W) x 約7.4mm(D) /約145g |
対応OS | Android™ 8.0 Oreo / EMUI 8.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.7GHz) |
メモリ | 4GB RAM / 32GB ROM / micro SDスロット(最大256GB) |
バッテリー | 容量3000mAh (一体型), 9V/2A急速充電対応 |
ディスプレイ | 約5.84インチ, FHD+(2,280 x 1,080ドット), TFT |
カメラ | メインカメラ(ダブルレンズ): 約1,600万画素 + 200万画素, 像面位相差AF + コントラストAF インカメラ: 約1,600万画素 ,FF |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a / b / g / n / ac 準拠( 2.4GHz / 5GHz) |
Bluetooth® | Bluetooth® 4.2 with BLE(support aptX) |
USB | USB 2.0 Type-C |
SIM | Nano SIM × 2 |
測位方式 | GPS / AGPS / Glonass / Beidou |
テザリング | あり |
通信方式 | FDD LTE: B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 26 / 28 TDD LTE: B41 キャリアアグリゲーション対応, au VoLTE対応 WCDMA: B1 / 2 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM: 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz セカンダリーSIM:GSMの上記周波数(音声通話のみ) ※4G + 3GのDSDS非対応 |
センサー | 加速度, コンパス, 環境光, 近接, ジャイロ, 指紋認証 |
本体付属品 | ACアダプタ, USB ケーブル, クリアケース, イヤホンマイク, クイックスタートガイド |
● BluetoothRは米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。 ● Androidは、Google LLCの商標または登録商標です。 ※ 速度はLTE規格上の最大値。実効速度はネットワーク側の規格、使用環境や電波状況、ご契約のSIMのサービス内容により変動します。 ※ 掲載商品の仕様・性能は予告なしに変更する場合がありますのでご了承ください。 ※ 画像はすべてイメージです。実物と若干異なる場合がありますのでご了承ください。 ※ 本端末はFOMA SIM カード(3G 通信のみのSIM)には対応しておりません。 ※ 著名なアーティスト、イブ・クライン氏が発表した「クラインブルー」を参考に着色したもので、特許出願がなされている化合物を用いたものではありません。 |
OSはAndroid 8.0 Oreo。
P20やP20 Proは8.1の方が入っているらしいですが、リビジョン違いにする意図が不明ですね。
SIMフリー版なので標準仕様のメモリ4GB、ストレージ32GB。
au版のHUAWEI P20 lite HWV32のみ特殊仕様でストレージが64GBのようです。
にしても、この日本でのスマホ特有のメモリをRAM、ストレージをROMと略す頭の悪いガラパゴス仕様はどうにかならないのでしょうかね?
本来 RAMはRandam Access Memory(ランダムアクセスメモリ)、ROMはRead Only Memory(読み取り専用メモリ)の略称な訳ですが、スマホのROMは何の略称なのでしょうかね?
Antutuベンチマーク
さて、お馴染みのAntutu Benchmark。
全体的に倍くらいの数値が出ていますね。
特にGPUは比較にならない……
まぁ、ぶっちゃけGR5でも特に困ってなかった訳ですが(w
Wi-Fi速度
ついでにWi-Fiでの通信速度。
IEEE802.11acでの接続ですが、所詮は無線なので有線には遠く及びません。
とは言え、実用上は十分すぎるほどの速度です。
なお、宅内LANでのファイルコピーとかは高速に行えて結構便利ですね。
なお、使用している無線ルーターはNETGEAR「Orbi(オービ) RBK50」です。
初期状態
先ずは初期画面配置。
huawei機お馴染みのEMUI標準。
インストールしたアプリが全てホーム画面上に配置されます。
Androidの標準的なドロワー式にも切り替えは可能です。
一部最初からフォルダになっているので、フォルダの中を。
「ツール」と「おすすめ」。ぶっちゃけ、おすすめのアプリは要らない。
ナビゲーション関連。
私的にはナビゲーションバーは上から3つめの標準+通知領域表示が便利で好みです。
その他の機能。
簡易モードで、なんちゃって「らくらくスマホ」状態にも出来ますね。
テーマの切り替え。ブラウザでEMUIのテーマサイトに行かなくても探せるのは便利ですね。
まぁ、使う機会そんなに無いんですけど(w
技適マークの表示もメニューから。
技適については、さっさとルール改定して特定の海外マークついてれば日本国内での使用OKにして欲しいものですね。
まぁ、バンドの問題で輸入スマホそのまま快適に使えるのはSoftban回線くらいのが問題な訳ですが……
全画面動作
画面サイズが特殊なため、アプリ側がついていけないのが現状での問題点でしょうかね。
現状唯一遊んでるスマホゲームって事で、歌マクロス。
FullHD液晶のGR5では画面全体に表示されていましたが、P20 liteの場合は中央寄りでの表示になります。
判りやすくしたのが下の画像。
両サイドの透過部分が表示に使用されない領域になります。
LINE等では「全画面表示」というアイコンが表示され、それをタップすると画面全体に表示されるようになります。
アプリの作り次第なので何とも言えませんが、今後P20 liteのような変則的な画面サイズも増えてくると思われるので、アプリ側の早急な対応に期待したい所ですね。
ちなみに「Yahoo!乗換案内」等、最初からちゃんと全画面表示に対応しているアプリでは問題無く綺麗に全画面表示されています。
現状問題になるのは、この画面表示くらいでしょうかね。
先にも書きましたが、通話用ガラケー+データ通信用スマホ、での2台持ち運用のため、スマホ側はデータ通信専用SIMで使用しています。
一部でセルスタンバイが気にされているようですが、歴代使用してきたHuawei機も含めて、セルスタンバイが問題になるような状態に陥ったことはないですね。
今回購入したP20 liteもバッテリーの持ちは良いと思います。
平日通勤時に往復2時間程度、音楽再生しっぱなし、かつ画面も電子書籍リーダー使っている事が多いので、毎日2時間近くは、それで消費している感じです。
加えて先に書いた歌マクロスで1日3回ログインして無料ガチャ回す程度+3曲程度プレイ/日くらいは消費してます。
流石にゲームプレイするとゴリゴリ バッテリー残量削られて行きますが、まぁ、それは当然の事ですし。
ゲームが目的なら素直にiPhone買う方が良いでしょうしね。
高スペックで中間コードをVM実行よりも、低スペックでもネイティブ実行の方が有利みたいですし。
さて、P20 liteを購入して1ヶ月程度になりますが、今の所大きな不満点は無いですね。
指紋認証もGR5とは雲泥の差な認識力+動作速度ですし、電源ボタン押しからの顔認証も高速ですね。
ただ電源ボタン押す労力より、指紋認証する労力の方が少ないので、ほぼ指紋認証でのロック解除になってますね。
今回も割と出た直後での購入でしたが、お値段3万円弱。
指紋認証に顔認証、いちおう話題のノッチ仕様、って所と、実際に使用した満足度等を考えれば、かなりコスパの良い端末だと思います。
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